「いいものを作れば売れる」が通用しない時代のWEBマーケティング入門
技術はある。
作品のクオリティにも自信がある。
なのに仕事が来ない、単価が上がらない。
それは「届ける技術」を持っていないからです。
いい作品を作れば広まる、は幻想
最初に断っておきます。
商品や作品の質が大事なのは大前提です。
適当なものを作ってマーケティングだけで売ろうとしても、絶対にうまくいきません。
その上で、いいものを作っている「のに」広まらない人に向けて書いています。
「いいものを作れば、自然と人は見つけてくれる」。
これはクリエイターがよく信じている幻想です。
現実はまったく違います。
毎日YouTubeには72万時間分の動画がアップロードされています。
Instagramには1日1億枚以上の写真が投稿されています。
これだけのコンテンツが溢れている中で、待っているだけでは「いい作品」は見つけてもらえません。
見つけてもらう仕組みを作らない限り、
誰の目にも触れずに埋もれるだけです。
フリーランス協会の
「フリーランス白書2024」では、
映像・クリエイティブ系フリーランスの約4割が年収200万円未満。
スキルが足りないから
稼げないのではなく、
スキルはあるのに「届け方」を知らないから稼げない人が大量にいます。
クリエイターに足りないのは
「マーケティング」
マーケティングと聞くと
「自分には関係ない」と感じる
クリエイターが多いです。
でもマーケティングの本質はシンプルで、
「欲しい人に、欲しいものを、適切なタイミングで届けること」。
これだけです。
才能やセンスの話ではありません。
仕組みの話です。
そして仕組みは、
知っているかどうかで差がつきます。
WEBマーケの基本:
見つけてもらう導線を作る
クリエイターが最低限押さえるべき
WEBマーケティングは3つです。
SNS発信:作品を見せるだけでなく、制作過程や考え方を発信する。「この人に頼みたい」と思わせるのは完成品ではなく、人間性やプロセスです。
SEO(検索対策):「動画編集 依頼 札幌」のように、仕事を探している人が検索するキーワードで見つかる状態を作る。ポートフォリオサイトやブログがここで活きます。
導線設計:SNSを見た人がポートフォリオに飛び、そこから問い合わせにつながる流れを作る。入口から出口まで一本の線でつなげることが大事です。
どれも特別なスキルは必要ありません。
でもこの3つを「意識してやっている」クリエイターは驚くほど少ないです。
SNSで「作品だけ」を
投稿している人へ
クリエイターのSNSでよくあるパターン。
完成した作品をポンと投稿して、
「いいね」が少なくてがっかりする。
これ、投稿の仕方がもったいないんです。
総務省の「令和5年通信利用動向調査」によると、
SNS利用者のうち自ら情報を発信している人は42.3%。
残りの約6割は「見るだけ」です。
つまり発信するだけでもう上位4割に入っています。
ただし、「何を発信するか」で
結果は大きく変わります。
完成品だけ投稿:見る側は「すごいね」で終わり。仕事の依頼にはつながりにくい。
制作過程を見せる:ビフォーアフター、使ったテクニック、苦労したポイント。「この人はこうやって作るんだ」という信頼感が生まれる。
考え方や価値観を発信する:「なぜこの仕事をしているか」「クリエイターとして大事にしていること」。共感した人がフォロワーになり、やがてクライアントになる。
集客できているクリエイターの共通点は、作品の「裏側」を見せていることです。
完成品は作品集に入れておけばいい。
SNSでは「人」を見せてください。
ポートフォリオサイトがない人は論外
SNSだけで仕事を取ろうとしている人がいますが、正直もったいないです。
ポートフォリオサイトは、
クリエイターにとっての名刺であり営業マンです。
24時間365日、
あなたの代わりに実績を見せてくれます。
最低限必要な要素はこれだけです。
代表作3〜5点:多すぎると見てもらえません。厳選してください。
自己紹介:何ができるか、どんな実績があるか、どんな仕事を受けたいか。
問い合わせ導線:連絡先やフォームへの動線を必ず入れる。ここがないと見て終わりです。
クオリティはシンプルで十分です。
Canvaでもペライチでも、まずは「ある」ことが大事。
ポートフォリオサイトがないクリエイターは、存在していないのと同じです。
「作る」と「届ける」を両立する
クリエイターは作るのが仕事です。
でもフリーランスとして、またはチームとして仕事を取っていくなら、
「届ける」スキルがないと
土俵にすら上がれません。
作る技術 × 届ける技術 = 選ばれるクリエイター。
どちらかが欠けていたら、
掛け算の結果はゼロです。
スキルアップに使っている時間の2割を、マーケティングに回すだけでも世界は変わります。
誤解しないでほしいのは、
商品(作品)の質が大事なのは大前提だということです。
適当なものを作ってマーケティングだけで売ろうとしても、長くは続きません。
いい商品があった上で、
それを届ける技術を持つ。
この両方が揃って初めて、
選ばれるクリエイターになれます。
スキルがあるのに売れないクリエイターに足りないのは「届ける技術」です。
SNS発信・SEO・導線設計の3つを押さえるだけで、仕事が来る仕組みは作れます。
作品だけでなく「人」を見せる。
ポートフォリオを持つ。
この基本を今日から始めてください。